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美徳 日本語版

10,780円

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美徳 日本語版 希望小売価格:10,780円(税込) 一般発売日:2022年 9月 2日プレイ人数:1~4人 対象年齢:14歳以上 プレイ時間:120分 ゲームデザイン:Germán P. Millán 原題:Bitoku 新作ストラテジーゲーム、Bitoku。BGGレーティングでは2022年3月現在で1200票以上、平均8.1と非常に高い評価を集めている。 作者のGermán Palomar Millánは、2019年のKingdom Defenders以来の重量級ストラテジーゲームの発表となる。 Kingdom Defendersは彼の処女作にして高い評価を受けている作品だ。テーマ性の高さが印象的で、減点のペナルティもある半協力タワーディフェンス、一度城壁外にワーカーを配置するとそのラウンド中城壁内のアクションスペースに配置できない制限、アクションの処理順が自由という点やダメージを負うとワーカー数が減る、などという様々な見どころがあり私も気に入っている作品ではあるが、荒削りに見える点も数点感じられた。 本作であるBitokuはKingdom Defendersと似ている点は殆どなく、作者の色というものは感じられない。テーマ性は高くなく、システム的には王道のダイスワーカープレイスメントで、デッキビルド、エンジンビルドというゲーマーお気に入りの要素を上手くまとめ上げている。減点システムは目標の未達によるもの以外は無く、逆にアクションの度に何かしら加点されていくのが気持ちいいプレイ感を生み出している。 ゲームは4ラウンドで構成されている。4ラウンドと聞くと短く聞こえるが、1ラウンド中最大で9手番あるので、ゲーム中32〜36手番回ってくることになる。決してダウンタイムが長いゲームではないが、手番数が多いためプレイ時間は長くなりがちだ。 主となる要素のダイスプレイスメントはダイスを振るタイプではなく、ダイス目がパワーを表しておりゲーム中に強化したり逆に弱化させ見返りに追加でアクションができるなどの要素がある。ダイスロールによる過度な運要素を排除したあたりは、ロールの結果がゲームを左右しすぎるストレスやゲームバランスを取るためのルールの複雑化を避けられるし、このゲームのターゲット層を考えると正解に思える。 個人ボードには様々な得点要素がある。水晶トークンを集めることにより何らかのアクションの際に付随する効果を得られたり、最終得点を伸ばす夢カードや岩倉路、そしてセットコレクションやその他様々なボーナスを得られる美徳路の構築などだ。 これらの構築は楽しいし、それぞれ一つ一つの要素は強弱はあるものの効果は基本的には小さめで強力過ぎず、バランスは取れているように感じられる。 デッキ構築の要素も見逃せない。デッキを構成する妖怪カードはユニークな能力を発揮するものでは無く、1枚で複数のアクションを行えたり通常より安いコストでアクションができたりなど、単発のアクションを有利に行うというものなので、カード同士の複雑なシナジーやコンボなどは発生しない。 しかし、自分の獲得した水晶と相性の良いアクションが出来るカードを集める、もしくは逆など、カードが主役にならない範囲で戦略を楽しむことができる。 また、ラウンド終了時にそのラウンドで使ったカードのうち1枚をデッキから除外することにより勝利点を得られるのだが、これもこのゲームの面白い点だ。 弱いカードは除外してデッキを圧縮したいが、弱いカードは当然ながら得点も低い。また、使ったカードしか除外できないため、デッキから抜きたいカードは一度プレイする必要が生じる。これらがちょっとしたジレンマを生み出し、ゲームを程よく難しくしている。デッキから除外する事を前提として、自分が高得点を得られそうなカードを集めることも重要になるだろう。 とにかく得点の方法が多彩なのが本作の特徴だ。色々な得点の取り方を試したくなるし、タイルやカードは何が公開されるかがランダムなのでアドリブ力も要求されるため、リプレイ性は高く感じる。このランダム性と得点のし易さが本作の最大の魅力のように感じられた。私もそれらの点が非常に気に入っている。 手番数が多いので時間はかかるが体感的には重くなく、ルールもそれ程複雑でないためルール説明は丁寧にやっても1時間はかからないだろう。流通量が思いの外少なそうなゲームだが、決してマニアックな内容ではない。運要素もそれなりにあるため経験値の差で決まるゲームではなさそうだし、勧めやすく遊び易いゲームと言って良さそうだ。 ボドゲーマーより拝借

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